指導鍼灸師とは
指導鍼灸師とは
指導鍼灸師は、(公社)全日本鍼灸学会認定鍼灸師を目指す専攻鍼灸師の臨床研修の指導者である。
指導鍼灸師は、鍼灸師としての基本的価値観(プロフェッショナリズム)と資質・能力を到達目標に、専攻鍼灸師の指導に尽力する。指導鍼灸師は、専攻鍼灸師の指導にあたっては、効果的かつ建設的なフィードバックやコーチングの技法を駆使する。さらに、専攻鍼灸師の評価には、ルーブリック、ポートフォリオ等を活用する。
1.指導鍼灸師になるには 2.指導鍼灸師の役割 3.専攻鍼灸師の評価
・認定鍼灸師資格を有し1回以上更新した者
・指導鍼灸師講習会を受講した者
・ 指定研修施設を経営若しくは同施設に在籍している者
・前号の指定研修施設で鍼灸の臨床研修を担当できる者
臨床指導
①専攻鍼灸師に対して指定研修施設の到達目標・研修カリキュラムに沿った臨床研修指導を行う。
学術研修指導
①専攻鍼灸師は主体的に学術研修を行うが、指導鍼灸師はアドバイザー、ファシリテーターとして指導を行う。
②専攻鍼灸師が行う学術研修
・本会学術大会・支部学術集会・他学会への参加や発表などにより認定単位80単位以上
(内50単位は学術大会参加・指定講習会A・B・C)を取得する。
・学会が行う学術研修(eラーニング)を受講する。
・臨床研修で経験した40例の症例リストを所定の様式を用いて作成する。
・臨床研修で経験した症例のうち、症例報告2例と予診報告10例を作成する。
・本会学術大会・支部学術集会などで1回以上筆頭演者として発表する。
・鍼灸学会以外の学会、研究会、院内研修会への参加確認 など
・学会・研修会参加記録の確認
・ゴールシートの作成による評価
・ルーブリックによる評価