「Web版鍼灸学用語集」に関するパブリックコメントの募集案内

2025年4月吉日

各位

(公社)全日本鍼灸学会
辞書用語部長 久島 達也

「Web版鍼灸学用語集」に関するパブリックコメントの募集案内

謹啓 貴会益々ご清祥のこととお慶び申し上げます
(公社)全日本鍼灸学会辞書用語部では「鍼灸学用語集」のWeb公開に向け準備を進め、この度草案が完成いたしましたのでご報告申し上げますとともに、皆様から広くご意見をお寄せいただきたく、パブリックコメントを募集いたします。
ご多用中恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
敬白

1.Web版鍼灸学用語集作成の背景と意義

 学術用語集は、1947年から文部科学省の主導による学術用語の標準化が進められ、約30の各学問領域の学会から編集・刊行されてきました。鍼灸学に関する辞典はこれまでいくつか出版されていますが1-3)、学会の事業として編纂され、論文執筆等で指針にすべき用語集はないのが現状です。そこで、全日本鍼灸学会辞書用語部では、2018年、日本の鍼灸関連用語について調査することを目的に現代医学用語班と伝統医学用語班を編成し、用語の整理及び日本語/英語用語集の作成作業を進めてまいりました。また近年、伝統医学領域の用語標準化が、国際標準化機構(ISO)や世界保健機関(WHO)などの国際機関で活発に進む中、日本の鍼灸学術用語の整理が喫緊の課題となっている実情も、用語集を作成する理由の一つとなっています。
 このような背景から鍼灸に関する学術的な用語集の作成は、本学問領域において意義あるものと見受けられます。

2.パブリックコメントの目的

 今回のパブリックコメントでは、Web版鍼灸学用語集を幅広く紹介し、収載用語および検索操作の不備などについて確認することを目的としています。収載用語の表記は、日本語のみとなります。なお、掲載用語の英訳については現在作業中のため、完成次第再度パブリックコメントをお願いする予定です。また、将来的には掲載用語の定義も追記し、本用語集を充実させたいと考えています。

3.用語検索とパブリックコメント

 1) 用語検索ページを開き、任意の用語を入力

用語検索ページ: https://www.glossary.jsam.jp/

 2) Google formsからパブリックコメントを入力

入力フォーム: https://forms.gle/4z6RgrxsyuWy2C8C6

4.募集期間

 2025年4月15日(火)~5月5日(月)

5.注意事項

 ① 匿名によりパブリックコメントを実施いたします。
 ② 募集期間終了後に提出されたご意見については原則、意見として取り扱いません。
 ③ 提出されたご意見を公表する場合、必要に応じ整理・要約することがあります。
 ④ 提出されたご意見を公表することで、第三者の利益を害する恐れがあると判断した場合、提出意見
  のすべて、または一部を削除することがあります。

問い合わせ先:          
久島達也(帝京平成大学) 
hisajima@thu.ac.jp    

文献
1) 兵頭正義,芹澤勝助,木下晴都,北出利勝(監修).簡明鍼灸医学辞典.医歯薬出版株式会社.1981.
2)鍼灸医学辞典編集委員会(編)森秀太郎 (編集責任).鍼灸医学辞典.医道の日本社.1985.
3)森和,西條一止(編集顧問).鍼灸医学大辞典.医歯薬出版株式会社.2012.

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